2017/03/25 アスフレ観戦 vs名古屋FE戦


スタメンは 増子#1、ウィル#2、中川#10、秋葉#20、高山#35

◆試合レビュー
出だしはお互いがシュート決まらない。
1Q2分過ぎに師門のミドルで初得点。
だが、名古屋もアラビのインサイドですぐ入れ返す。

その後はフリーで形は作れるがシュートが決まらない時間帯がアスフレには続く
逆に名古屋は、神津選手のスリーで2-7と引き離しにかかる。
アスフレのオフェンスで、ハイポに上がった師門からのバックドア
中に切れ込んだ増子へのナイスパスでレイアップまで持っていくが名古屋、アラビのブロックでゴールを割れなかった。
しかし、ブロックのこぼれ球を拾ってオフェンスをつなげたウィルが、その後ミドルを決めていやな流れをきっちり止める。

そこから、また一進一退の攻防が続く。
名古屋は、アラビのインサイドで攻めていくが、アラビがアスフレのダブルチームを嫌ってか攻め急ぎトラベリングになるシーンが多かった。

アスフレはボール回しからのフリーを作り師門が、ミドルとFTをきめ連続得点。
18-12と6点リードで1Q終了

2Q出だしに名古屋アラビのミドルを決めてくる。
しかし、アスフレも伊良部選手がスリーを決め返すと、直後に伊良部選手のスティールからの速攻で連続得点。

その後もウィルのスリーやディオンのリバウンドからのシュートで得点を重ねるが、名古屋もスリーやアスフレのダブルチームの隙をついたドライブで得点し、
アスフレはリードを保つが引き離せない状況が続く。

しかし、2Q最後に翔太選手のドライブから師門選手の合わせでand1プレイ!
前半をいい形で締めて、41-21で前半を折り返す。

2QのMVPを決めるとしたら、伊良部選手でしょう。
オフェンスでは、スリー2本を含む10得点を2Qでたたき出し、タイトなディフェンスからのスティールも連発

3Q開始2分過ぎの師門のスクリーンをもらって中に入った中川選手がボールを溜めて
そこに師門が合わせてレイアップ。
こういうプレイがでるとき、アスフレは強い!

ただ、このQはアラビ選手のインサイドプレイにウィルが抑えきれず、劉君に交代するもやはり、歯が立たず。

ダブルハイからの劉君がローポストに落ちたのに合わせた中川選手はさすがのプレイ。
その次のオフェンスで、自分が今度は決めるところが、流れを読んだベテランのプレイでした。

ただ、このQもシュートタッチは全体に悪いが、
逆に名古屋は随所でスリーをきっちり決めてじわじわと追い上げのプレッシャーを
与えてくる。

そこを察したベテラン中川選手の右45度からのカットインは、PG中川でなく、
Kazのドリブルプレイで中に切込み、相手を集約させて翔太選手へパスアウト。
シュートは惜しくも外れたが、中川選手のコンディションが日に日に戻ってきていることを実感させるプレイでした。

この後も名古屋がじわじわ追撃するも、秋葉選手のスリー等でなんとか点差をキープし、我慢の戦いで60-50で3Q終了

3Qで感じたことは師門選手のどこでも絡むリバウンド力はB2随一じゃないかということ。どこでも、飛び出してくるあのリバウンドはスクリーンアウトする人間からするとすごい嫌だろうなと。


4Qも出だしで名古屋がスリーを決めるが、増子選手がウィルとのスクリーンをうまく使いスリーを入れ返す。

またディオンがカーニーのディフェンスをものともせずスピンムーブから得点を決め、出だしはアスフレの流れになる。

その後もカーニーがスリーを決めてくるが、ウィルがアラビのオフェンスファールを誘い流れをもっていかせない。
しかし、アスフレも決めきれない。

ウィルのドライブもアラビにつぶされ、逆にカーニーがドライブからの得点で68-62と6点様で詰め寄ってくる。

その悪い流れを断ち切ったのは師門選手。
名古屋の堅い守りではずしたシュートをリバウンドで拾いチャンスを作り、
パス回しから師門のミドルで70-62と突き放す。

ただ、名古屋も負けてはいない。アラビのインサイドや日本人選手のスリーで72-67と残り1分30秒で5点差に詰め寄る。

しかしここからアスフレが守りきり、名古屋が仕掛けてきたファールゲームもFTきっちりと決めきり81-72でアスフレの勝利

◆各選手評価
・増子選手
積極的なオフェンスだったが、相手の高さに決めきれ無かった印象。
ただ、ウィルを壁に使ったスリー等新しいプレイがでてきており、今後に期待したい。

・ウィル選手
チームトップの得点だが、半分以上がスリーという状況。
シュートタッチが悪くはないが、アラビ選手のチェックに影響されている印象。
高さにどう対応していくが、日曜日のポイントになりそう。
スペースをきっちり作れれば決められそうなのだが・・・

・ディオン選手
今日はオン2の時間帯のみプレイ。
カーニー選手のマッチアップをきっちりこなしたイメージ。
やられている部分は多かったが、そこで熱くならずチームプレイに徹したのは
さすがと思う。本当に好選手。

・翔太選手
やはり名古屋クラスのディフェンスには、苦戦するのか?
いや、こんなものではない。今日ダメだった分明日は活躍する男
それが翔太選手。

・中川選手
スリーは0/5だったが、それがどうした!
PGとしての仕事をきっちりこなした中川選手。溜めの作り方はさすがです。

・中村選手
プレイはありませんでした。

・秋葉選手
ここ数試合で、グングン成長している秋葉選手。
シーズン序盤のスリーとディフェンスだけのプレイから、最近は選択肢を増やし
打つべき時に打つスリーとそこからの展開するドライブを有効的に使っている。
これから、どう成長していくか楽しみな選手。

・劉選手
アラビ相手のマッチアップできっちりとウィルのフォローが出来ていた。
状況によっては、ウィルよりもいいディフェンスが出来ていたと思う。
オフェンスをもっと作れれば、PTは増えるはず。

・伊良部選手
やはり、アスフレのもう一人の魂(もう一人は師門)
2Qの活躍はさすがだったが、その後続かなかったのが惜しかった。
0度からのスリーは決定率悪いのか?

・師門選手
今日のMVPと言っても過言ではないチームトップの17得点(ウィルと同率)
合わせのプレイやミドルだけではない、オフェンス、ディフェンスでのリバウンドの絡みなどスタッツに残らないプレイでチームの流れを引き寄せた。

・村越選手
プレイはありませんでした。


◆全体を通して、
名古屋の日本人選手は全員スリーが打てるし決定力もある。
今回、守りきれたのか、相手の調子が悪かったのかが、ちょっと読めない。

名古屋の選手はオフェンスでドリブル多用していたので、アスフレのディフェンスがずれても、ディフェンスローテのカバーが間に合い、なんとか守れていた。
名古屋もアジャストして明日はパス回しから崩してきそう。

やはり、アスフレの勝利のポイントはディフェンスがどこまできっちりできるかになりそう。

なにはともあれ名古屋戦、今節初勝利おめでとうございます。